 相性 相性の良い人・悪い人ホロスコープに表われる性格傾向からも分かるように、人はだれでも、一つの面だけではなく、いろいろな面を持って生まれています。ただ単に、長所・短所という言い方で表わされるものではなく、自分自身 好きな面・きらいな面、おもしろい面・まじめな面、自分でコントロールできる面・どうにもならない面、という具合に、いろいろです。 そして、接する相手によって、その中から、引き出される面や強調される面が、違ってきます。 人は、いっしょにいると、自分の好きな面を、自然と表わすことができる相手を、相性の良い人と感じます。その人といっしょにいるときの自分が好きだから、相手のことも好きになれるのです。 反対に、いっしょにいると、どうしても、自分のきらいな面が出てしまう相手を、相性の悪い人と感じます。その人といっしょにいるときの自分がいやだから、結果として、その相手といたくないと思うようになってしまうのです。 同時に、こちらが、相手の、良い面や いやな面を引き出す作用も 及ぼしています。 そこで、知らないうちに 好かれたり、きらわれたりすることが 起こります。 実際には、人と人とは、ひとつの面だけではなく、いろいろな面で引き合っているため、ある面は好きだけれども、ある面はきらい、ということが出てきます。 次へ｜このページの最後へ あおる相性・和らげる相性また、たとえば、ホロスコープ上に、イライラしやすい性格を示す星の角度を持っている人の場合、それをあおる位置に星を持っている人と同席すると、よけい神経質にさせられ、耐えられない印象を持ちます。 しかし、それを緩和する位置に星を持っている人といっしょにいるときは、心に安らぎを覚えることができます。自分ではうまくコントロールできない面に対して、緩和作用を与えてくれる人は、必要な存在ということができます。 実り多い相性・少ない相性親子でも、兄弟姉妹でも、先生と生徒でも、上司と部下でも、友達どうしでも、恋人どうしでも、相性の良い面・悪い面の示す内容によって、過ごす時間の充実感が違ってきます。 いっしょにいると楽しいけれど、ただ時間とお金を費やすだけで、実るものが何も残らない相性もあります。反対に、接し方に厳しさを感じて、うるさく思っても、結果として、能力を高めてくれる相性もあります。 すべての面において相性が良いというような、完璧な相性は存在しません。 自分自身のどんな面が強く表われる相性を求めるか？そして、どのような効果を及ぼしてくれる相性を求めるのか？状況によっても、求める内容が違ってくるはずです。 そのとき、その場に、自分の望むものが築ける相手であれば、あとの合わない面は我慢したり、干渉し合わないように心がけることが、良いパートナーを見失わないコツです。 （特に 夫婦の間では この考え方は役に立つかもしれません） お互いの能力をうまく引き出し合える人と出会うことで、１＋１＞２ という相乗効果が期待できます。 友人間でも、恋人同士でも、先生と生徒でも、そんな出会いが持てたとき、人生を、実り豊かに歩んでいけます。 このページのトップへ｜次へ｜このページの最後へ 星が仕掛ける出会いと別れどんなに相性の良い人が近くにいても、お互い、その存在に、気がつかないことがあります。 そして、あるとき突然、意識の中に飛び込んで来たりすることでしょう。 それは、自分自身の出会いを求める気持ちと、星の影響力のタイミングが、ピッタリと一致したときと、考えられます。 また、特別な理由もなく、突然、パッタリと縁が切れるケースもあります。 星が動き、それまで その人との関係に与えていた影響力が、薄れていったからでしょう。星の仕掛けた出会いは、星の動きとともに、別れをもたらします。誰のせいでもなく、星のせい なのです。 ときめく相性は不安定？とかく、恋愛においては、ホロスコープ上、相性のよくない相手にときめきやすい傾向が、一般的です。刺激的だから…でしょう。 そんな恋愛は、結婚に至らないのでしょうか？ かならずしも、そうとは言い切れません。やはり、ほかの要素が永続性を示していれば、長く続く関係を築けます。 しかし、星の影響でもたらされたときめきは、一時的なものにすぎないことが多く、その星の動きに応じて、薄れていくケースが、ほとんどです。 恋愛と結婚は別物と、むかしから言われる所以でしょうか?! それぞれの星が受け持つ内容恋愛における相性は、主に、金星と火星の関係で、結婚生活は、主に月と太陽の関係でみます。 仕事上の相性では、土星や水星の関係が、創作活動での相性では、金星や海王星・天王星との関係が、重要になります。 太陽と太陽の星座どうしによる相性は、社会的な活動における相性を表わしていますが、一つの星座内でも30日の期間があるので、一概には良し悪しを判断できません。 このページのトップへ｜前へ｜次へ｜このページの最後へ ライバル意識を持つ相性不思議と、ライバル意識のあおられる相性もあります。 だいたい、誕生時の太陽と太陽が０°、90°、180°の相手です。つまり、誕生日が近かったり、ちょうど３ヶ月あるいは６ヶ月離れている人とは、火花が散る関係となります。 その他に、太陽と火星や、火星どうしが、角度を作っていても、競争心の高まる相性となります。 その場合、ただ単に互いの力を消耗し合い、ミエの張り合いで終わる関係にあるのか、あるいは、切磋琢磨して好影響を及ぼし合う関係にあるのか、それは、星どうしの角度が調和角か不調和角か、また、その他の星との関係によって、違ってきます。 袖すり合うも他生の縁?!相性の良い人との出会いからは、幸福感や活動意欲など、ためになる影響を受けることができます。 相性の悪い人との出会いからも、「人の振り見て我が振り直せ」と言うように、教えられることがいろいろあるでしょう。その後の人生における、注意事項を教えてくれている場合があります。 職場やサークル活動などで 相性の悪い人と顔を合わせる機会が多いとき、毎日が憂鬱になってしまうことがありますよね?! 「いやだ、いやだ」と思い続け、そう思う自分が いやになってしまったりします。その状況から 脱出することはなかなか難しいのですが、考え方を切り換えるという方法が ひとつ考えられます。 その人の存在によって 気づかされることが多い、ということは、自分自身を向上させるきっかけを与えてくれている、という風に考えてみてください。それが、強制的に感じられるから、いやな印象を受けているのかもしれないのです。ちょっと思考を切り換えて、相手の意見を 「なるほど」と思ってみると、案外、自己レベル向上のよいトレーナーになってくれている場合があります。 いやなことを言ってくれる人は、現状に甘んじない自分を見つけるための レベルアップのスイッチを入れてくれる貴重な存在なのです。 罪を憎んで人を憎まず、と同様に、星を憎んで人を憎まず、という考え方もあります。 人との出会いには、必ず、何らかの意味があるものです。 このページのトップへ｜前へ｜次へ｜このページの最後へ 類は友を呼ぶ?!どうしたら、相性の良い人と出会えるのでしょう？ あるいは、相性の悪い人との縁を断ち切ることができるのでしょうか？ むかしから、「類は友を呼ぶ」と言われているように、人と人との間に、呼応し合うものがあるから、そこに接点が生まれてくるのではないでしょうか？ 自分自身の好きな面を強く表わすようにすれば、その面に引かれる人たちが振り向くことでしょう。 反対に、自分のいやな面を強めていると、それに反応するものを持った人たちが、近づいて来るようになります。 しかし、すごく良い面を持っていても、自分自身が、それに気づいていない場合、その面に対して相性の良い人がそばにいても、引き合う力が弱く、せっかくの出会いのチャンスを生かせなくなってしまいます。 出会いを生かすためには、まず、自分の伸ばしたい面を、自分自身で意識することが、重要となってきます。 一生懸命、目標に向かって励む人には、それを支援する人たちとの縁が、つながっていくものです。 物質主義に走っている人には、同じように、物質欲の強い人たちとの縁がつながるため、だまされやすくなる点には、注意が必要です。 前へ｜このページのトップへ ｜Astrologyについて｜活用法｜相性｜木星｜土星｜天王星･海王星･冥王星｜ |
